SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

パレートの法則で大事なのは20%ではなかったという話

80:20のパレートの法則に従うと20%の投資が80%の結果を決める。

この記事はその20%うちの20%(4%)、またその20%(1%)に注力することの重要性が書かれている。

 www.fastcompany.com

例えば1週間の労働時間(40時間と仮定)に置き換えると前者は約100分、後者は約25分に該当し、それぞれは結果の64%、そして50%を決めることになる。

一概には全てのことに当てはまるとは言えないが、生産性の向上を考えるととても重要な考え方だと思う。

新版 人生を変える80対20の法則

新版 人生を変える80対20の法則

 
まんがでわかる 人生を変える80対20の法則

まんがでわかる 人生を変える80対20の法則

 

 

草間彌生 特集 美術手帖 2017.03

文化勲章を受章した奇才

"芸術の創造は孤高の営みだ"

 

それは世界の人々と感動を共にするために命をかけて成し遂げ続けるものです。私のメッセージとしてこの信念を世界の人々に伝えたい。

 

死ぬまで戦い続けます。私が死んだ後も皆さん、どうぞ私の創造への意欲、芸術への希望と私の情熱を忘れず、永遠に私の心を受け継いでいただけたらこれに勝る喜びはありません。

日本最高峰のアーティストの1人である、草間彌生氏。独特の水玉模様で表現されるコンテンポラリーアートは、ルイヴィトンなど一流ファッションブランドにも採用されたこともある。ひと目見ただけで、これは草間彌生の作品だと思わされるのが、すごい。本当に個性がある。その個性は、日々の製作の情熱から生まれていることを再認識した。

新国立美術館で開催される個展がとても楽しみだ。

美術手帖 2017年3月号

美術手帖 2017年3月号

 

 

 

The 2017 World's 50 Most Innovative Companies Fast company

Fast Company が毎年発表する世界で最も革新的な企業トップ50

昨年の1位は、Buzzfeedでした。

そして今年のランキングが発表された。

トップ5はこちら

https://www.fastcompany.com/3067756/most-innovative-companies/announcing-the-2017-worlds-50-most-innovative-companies

01. AMAZON
For offering even more, even faster and smarter

02. GOOGLE
For developing a photographic memory

03. UBER
For accelerating autonomous driving

04. APPLE
For baking in its advantages

05. SNAP
For bringing crackle and pop to a new way of seeing the world

思った以上に順当でしたね 笑

最近のAmazonは、アマゾンプライムよる囲い込みサービスだけでなく、Dash Buttonや実店舗の運営など本当にクリエイティブ。世界的大企業になってもイノベーションをし続けることがすごいです。

最新のトレンドはチェックしておきたいですね。

Fast Company [US] February 2017 (単号)

Fast Company [US] February 2017 (単号)

 
Fast Company [US] December - January 2017 (単号)

Fast Company [US] December - January 2017 (単号)

 

 

 

スーパー浮世絵 『江戸の秘密』展

世界で最も美しいと称される浮世絵をデジタルアートで

 茅場町特設展示場で開催されている、スーパー浮世絵 『江戸の秘密』展

デジタル技術で再現された浮世絵が魅力的だ。

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感想を一言で言うと面白かった。

特にデジタル以外のところに色々と工夫がされていたところがすごく良かった。0と1の表現に過ぎないデジタルがアートとして成立するには、アナログ以上にコンテクストを確立する必要があると思っているが、それが体現されていた。

観る価値はあるね。

 

一度は見たい「浮世絵」名作100選

一度は見たい「浮世絵」名作100選

 
浮世絵って何? どうやってつくるの?

浮世絵って何? どうやってつくるの?

 

 

 

写真をアートにするなら、額はやめませんか?

六本木ヒルズで開催されている森山大道さんの個展を観てきた。

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森山大道/Daido Moriyama
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て64年独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、67年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。68~70年には写真同人誌『プロヴォーグ』に参加し、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は"アレ・ブレ・ボケ"と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催など世界的評価も高く、12年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。
2012~13年にはウィリアム・クラインとの二人展『William Klein + Daido Moriyama』がロンドンのテート・モダンで開催され、絶大な人気を誇る二人の競演は世界を席巻した。 2016年にはカルティエ・ファンデーションにて「DAIDO TOKYO」展を開催。

日本トップクラスの写真家。僕自身、どうこう批評できるレベルではないですが、1点だけ残念に思ったので、

 

額の展示はダサくないですか?

 

去年世界のアートフェアをいくつか観たけど、写真を額展示しているところはほとんどなかった。

聞いたところによると、White Wall社に依頼して特殊なボードにしているアーティストが多かった。見栄えもするしカッコ良かった。

https://us.whitewall.com

回し者ではないですが、似たような技術は日本にもあると思う。

作品の魅せ方も技術の進歩によって進化しているんだから。

 

 

 

ライフ・シフト―100年時代の人生戦略 リンダグラットン①

ワークシフトの先にある世界

 ワークシフトの著者による最新作。一言で概要をいうと、将来、我々が老人になるときに備えて何をすべきなのかということ。

 

例えば「貯金」

その他の本でも、様々な貯金術が述べられている。けれども、我々が考えるべきなのは「お金」だけなのだろうか?そう、資産という観点で見たときに、貯金、不動産、株など有形資産に目を向けがち。

けれど、リンダ氏はお金に換算できない見えない資産の重要性の比率が上がると推測している。

スキルと知識、仲間、評判、健康などがそれにあたる。複雑化する社会で、全てを高めることは容易ではない。だからこそ、人生の戦略として考慮する必要があるのである。

 

*ちょっと先の話しすぎて、自分では正直そこまで納得感のなる話ではなかった。ワークシフトをようやく実践できているフェーズだと思うし、ワークシフトを再度読み直そうと思った。

ライフ・シフト―100年時代の人生戦略

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未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

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ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

 

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice/Clayton M. Christensen

イノベーションのジレンマ、クリステンセン教授の新作。

顧客の商品及びサービスは「Buy(購入)」から、"何かを成し遂げる"ための「Hire(雇用)」にシフトしていると指摘。顧客を理解するには、顧客が何を成し遂げようとしているかに最注力しなければならない。

重要なのは"Product"を変えるのではなく、"Process"を変えることと繰り返し強調していたことがとても印象的。結局、プロセスの追求の先にしか、革新的なプロダクトは生まれないということだろう。決して偶発的に競争優位が作られるわけではない。
最近の仕事で、完全に抜けていた点。改めないと! 

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice