SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

どんな主張も否定できない

14日の投票日が近付くにつれて、新聞やTVなども選挙の話題が増えてきた

 日本でもいわゆるネット選挙が解禁され、Facebookツイッターで候補者の主張がより身近になった。(安倍さんもほぼ毎日、Facebookを更新されていますね。)


しかし、そうはいってもまだまだ新聞やTVの影響力は日本では大きく残ってる


アベノミクスや消費税以外の論点がないように思ってしまうのもそうなのだが、
新聞やTVの報道って、選挙に必要な最低限の情報を提供しているの?って思ってしまう。


例えば野党の候補者のTV報道は大抵こんな感じ

"一方、対立候補の野党○○氏は政治と金との問題を論点に、△△氏を批判している"


うーん、何かが足りない。


"アベノミクスにより地方の格差が拡大した"
"政治と金の問題をちゃんとクリーンしないとダメだ"

これらの主張をとりあげることは問題ではない、(野党の立場として全うなことを言っている)

では何が足りないのか?

  

個人の主張や想い、それ自体は否定することはできない

(それらは否定されるものでもないし)


では自分の意見と相手の意見が対立しているとき、どのように表現するべきなのか?

それは、『相手の主張を支える"理由"と"根拠"を指摘するべきである』

主張:アベノミクスはだめだ。
理由:地方の格差が拡大したから。

だけでは不十分で、

なぜアベノミクスで地方の格差が拡大したといえるのか?という論拠が必要です。
ディベートの基本ですが・・・)

なので党首討論等の場でぶつけ合うのは主張ではなく、論拠だと思うのですが、
なかなか主要メディアでは伝わってこないのは残念なところ。

政治家の皆さんは、当然、ご自身の主張を確信する論拠や思考プロセスがあるはずなので・・

選挙に勝つには見せ方が大事、中身だけで勝てるほど甘い世界ではない。シンプルでわかりやすいことだけが、報じられるのは仕方のない面もある。だけど、投票者としてはもっと考えるための情報が欲しいところだ。