SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

5年後の自分を計画しよう 達成する希望術 シェーン・J・ロペス

新年の目標設定

新しいことをするには、気持ちの切り替えが大事だ。なので、新しい気持ちになれる年明けこそ、目標を立てるのにはうってつけだ。
しかし、多くの場合はその目標を忘れてしまう。僕の場合は、「クリスティアーノ・ロナウドのような肉体を作り上げる」とかいっていた気がするが。。。結果は言うまでもないです。
もちろん、達成したこともありますよ。毎月読書会開催するとか、洋書を月2冊読むとか。毎月新しい人と知り合うとか。ブログ200記事書くとか。
だけど、自分の中ではモヤっとしていることがある。「今年""何をしよう?」
そう考えたときに、これまでやってきた事と、これからやる(べき)事の繋がりが今ひとつ見えてないなと感じた。
もちろん、目の前の一瞬一瞬を頑張ることはとても素晴らしいことだ。
"Treasure every moment"すなわち、一瞬一瞬を大切にしろ! 年末に観た映画「カールじいさんの空飛ぶ家」で最も心に響いた言葉だ。
目標を立てるべきか、目の前のことを頑張るべきか、その悩みを説いてくれた本。

「5年後の自分を計画しよう」

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第1部 将来について考える
第1章 なぜ、ジョンは自殺から立ち直ったのか?
第2章 薬を忘れずに飲むという意志の意味
第3章 死を意識している唯一の生物の武器
第4章 人生を成功へと導く秘訣とは
第5章 高望みと希望の違い
第2部 よりよい明日を選択する
第6章 五年先の自分を思い描く
第7章 変化できるという考えが限界を超えさせる
第8章 いかに失敗の恐怖を克服するか
第3部 「目標・動機づけ・方法」を実行する
第9章 あなたは階段の何段目にいるのか
第10章 いかに誘惑に克つか?
第11章 “もしも”を想定する
第4部 ネットワークの力
第12章 リーダーの役割
第13章 子供たちを伸ばすための方法
第14章 あなただけでなく他人とも
希望を持つこと、それが人生を充実するための秘訣だ。最近の研究では、心の満足度だけでなく、寿命にも影響を与えるという「希望」。この本は希望をどのようにして持つべきかと言うことを教えてくれる。
どんなに社会的ステータスがある人でも、職場に居場所がなく、次の希望がなくて絶望している人はいる。一方で、途上国で苦しい環境に囲まれながらも、明るい未来を目指して勉学に励む子供たちがいる。もちろん、これは極端な例だ。けど、やりたいことを聞かれて「特に。。。」と答える人にとって、こういう話はインスパイアされるのではないか?(僕が正しくそうだ)

希望は高望みや楽観主義とは違う。
  • 希望とは願い事をするだけで努力しない高望みとは違って、将来を乗り越えるべき壁があることを認識している状態だ。
  • 希望とは、未来がよりよいものになると漠然と考えている楽観主義とは違って、現状を改善するために行動することだ。
経済的格差と希望格差の関連性はない。つまり、生まれや育ちで人生は決まらないということだ。
逆に言うと自分自身の手で作り出していかないといけない。時には、限界を感じることもある。その時に、変化を許容し限界を超えることを信じられるかがとても重要だ。

目標を立て、目の前のことを全力でやる

本書で紹介されている例に、心臓病の女の子の話がある。その子の目標は、「健康的な体を手に入れて幸せな結婚生活を送ること」。そのために毎日決まった薬を必ず飲んだ。毎日薬を飲むという小さな目の前にするべきことを、健康的な暮らしという大きな目標に結びつけたのだ。
この結びつきが強ければ強いほど、アクティブに行動できる。強くする一つのポイントは、具体的に描くということだ。女の子の場合、どういう家に住む?どういう人と結婚する?子供は何人?といった具体的な未来を描いていたのだ。なので、本書が伝えたいことは、5年後でいいから未来を具体的に描こう!そして、現状足らないものは、未来からパワーをもらおうという事なのである。

5年後の自分を計画しよう 達成する希望術

5年後の自分を計画しよう 達成する希望術