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SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

Originals: How Non-Conformists Move the World/Adam Grant,Sheryl Sandberg

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GIVE AND TAKE アダム・グラントの最新作

与える人、つまりGiverな人ほど成功する時代がきたと「Give and Take」書いたアダム・グランド氏最新作がこれだ。

Originals: How Non-conformists Change the World

Originals: How Non-conformists Change the World

目次
1 Creative Destruction :The Risky Business of Going Against the Grain 
2 Blind Inventors and One-Eyed Investors :The Art and Science of Recognizing Original Ideas 
3 Out on a Limb Speaking :Truth to Power 
4 Fools Rush In :Timing, Strategic Procrastination, and the First-Mover Disadvantage 
5 Goldilocks and the Trojan Horse :Creating and Maintaining Coalitions 
6 Rebel with a Cause :How Siblings, Parents, and Mentors Nurture Originality
7 Rethinking Groupthink :The Myths of Strong Cultures, Cults, and Devil’s Advocates 
8 Rocking the Boat and Keeping :It Steady Managing Anxiety, Apathy, Ambivalence, and Anger
今回は、社会不適合者と言ったらいいだろうか、社会のルールに違和感を感じ、そのルールに沿うことが出来ない人がどのように世界を変えるのかについて書かれている。
アイルランドの劇作家、ジョージ・バーナード・ショーこんな言葉を残している。
“ The reasonable man adapts himself to the world; the unreasonable one persists in trying to adapt the world to himself. Therefore all progress depends on the unreasonable man.” George Bernard Shaw
利口なヤツは、世界にうまく自分を取り入ろうとする。バカなヤツは、世界を自分に基準に合わせようとする。だから、全ての発展はそんなバカなヤツ次第なのだ。

少し前だったらスティーブ・ジョブズ、今だったらイーロン・マスクがその典型だろうか。彼らは、社会的には利口ではないだろう。でなければ、スタンフォード大学を中退なんかしないんだから。楽天の三木谷さんだって、銀行辞めて起業している。社会の敷かれているレールを利口に走っている訳ではないだろう。

大学生ならば、就職活動で大企業に内定を貰うことをゴールにしているかもしれない。社会人ならば、会社や上司に求められる成果に向かって日々邁進しているのかもしれない。
そんなある一定ルールに沿いながら順調にその道を歩き、周りから尊敬の目を向けられている人もい。その人には、この本は不要だ。そうではなく、その道に歩んでしまっている、心のどこかで違和感を感じて引き返したいと思っているが引き返せずにいる、そんな人が、読むべき本だ。

じゃあ、ジョブズやマスクのように自分自身の直感を信じて進めばいいんでしょっていうとそれも違う。自分の直感を信じる過ぎるのもダメなのだ。ジョブズも傲慢であった昔のときは、アップルはうまく行かなかったし、セグウェイを開発したケーメンも周囲からのアドバイスよりもいかに会社を設立するかに注力していたと聞く。

一方で、昨年Fast Companyで最も革新的な企業に選ばれたWarby Parkerは周囲のFeedbackに耳を傾け、それを形にしていったという。批判的な言葉に耳を傾けることは難しい。二流の心ならば、その批判に潰されてしまうだろう。柔軟性という言葉だけでは表しきれないが、Feedbackに耳を傾けつつ、自分を信じることそれが求められるのだ。

そして、タイミング。何も急いでやることが正しいとは限らない。チャンスを逃してはもともこうもないが、パイオニアが絶対的成功者という訳ではないのだ。
本書では、パイオニアの失敗確率が47%というデータに対し、開拓者の失敗確率が8%というデータもあった。そう、パイオニアはリターンは大きいが、ものすごくパワーが必要なのだ。

今の時代、1人の力だけでは成功は難しい。ちょっと互いにメリットがあるくらいのパートナーよりも、完全に敵対しているライバルとアライアンスを組むくらいがちょうどいいかもしれない。そのくらいのスケールで、本書は書かれている。口先だけでなく、世界を変えたい人は読んでみると新しい発見がきっとある。

Give and Take: A Revolutionary Approach to Success (English Edition)

Give and Take: A Revolutionary Approach to Success (English Edition)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

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Originals: How Non-Conformists Move the World

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