新世代CEOの本棚 迫俊亮②
インプットの時代
このマザーハウスで悪戦苦闘した時期は、私にとってインプットの時代。「右脳の時代だ」と聞けばデザインスクールの門を叩いてデッサンを勉強し、グローバルな知識が必要だと思えば、毎週朝7時からイギリスの「エコノミスト」誌を読んで英語で議論する会に参加。ライフネット生命の岩瀬大輔さんに「『フィナンシャル・タイムズ』も読まないと駄目だ」と言われたときは、食費を切り詰めてすぐに購読しました。なんとか成長したい。自分は賢くないから、信頼する人に薦められたことはすべてやろう。そう考え、あらゆることに手を出していたのが、この時代です。
29歳でミスターミニットCEOとなった迫さん。その背景には、マザーハウス時代に下積みがあったという。僕も今年29歳。どっかのCEOをやっていてもおかしくない年齢だが、自分にはまだまだ遠い世界。少しペースとしては遅れているが、こっから挽回したい。
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