SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

ニュースで学べない日本経済 大前研一①

地方創生はイタリアから学べ
「国破れて山河あり」ではないですが、イタリアの場合、国が破れても地方都市は生き生きしています。(省略) いろいろ見てきましたが、ほとんどすべてが1500億円の規模です。小さな村一つが世界を相手に1500億円のビジネスを生み出しているのです。
ご存知の通り、ギリシャを筆頭に、EUの経済は「国」として破綻している。しかし、大前研一氏が指摘しているように、国に頼らずとも経済が回っているのである。

そのビジネスは主に世界各国の高級ブランド向けだ。1500億円の規模はイメージし辛いが、日本の高級タオルブランドの今治タオルが100億円規模を目指していることを考えると、その経済パワーは凄まじい。

Next Action

大前氏は、ブランドと価格設定力が鍵だと主張している。焼物、漆器、銅器、織物、染め、和紙など日本にも素晴らしい伝統産業は数多く存在している。海外で評価されている老舗ブランドも中にはあるが、ほとんどは国内の展開で疲弊している。
これまでのやり方が通用しない時代に突入している今、日本の伝統産業の未来について考えて、少しでも良い方向に導きたい。

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