SHIKOの道

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9日間で50万人動員、映画バクマンは想像以上のハイクオリティだった(ネタバレはたぶんなし)

原作のクオリティの高さがそのまま映画になった


映画『バクマン。』特報 - YouTube

今、話題となっている映画、バクマン

原作は大場つぐみ

大ヒットしたデスノート、この人のストーリーは読んでいるうちにあっという間に惹き込まれる。

バクマンもそのような漫画だ。

主人公のサイコーとシュージン、週刊少年ジャンプ連載を目指す高校生漫画家。

サイコーの叔父は、かつてジャンプに連載を持ち、打ち切りの過労で他界した川口たろう。

たろうの仕事場を受け継ぎ、漫画家への道を歩み始める、

同年代のライバル新妻エイジの対決、

「主流ではない邪道で勝負する」をコンセプトに我が道を求める二人の熱意と葛藤、

ジャンプの正道がドラゴンボール、やワンピースならば漫画家をテーマにするという一見邪道なんだけど、少年ジャンプの努力、友情、勝利の魅力がみっちりと描かれた作品だ。

そのバクマンモテキ大根仁監督により映画化されたのだ。

映画をみて一番の感想は、「リアルだった」

ストーリーは原作を踏襲しつつも、異なる。こういう場合、原作の方が良かったということが多い。

しかしさすが、大根監督。たった2時間の時間に、バクマンの魅力を詰め込んでいる。

佐藤健神木隆之介が高校生として冒頭の画面に出てきたとき、正直大丈夫か?と思った。(小松菜奈は可愛かった。)

しかし、全くの杞憂だった。

スピード感ある展開、実際のジャンプ編集者も認めるほどのリアルな空間。

 

toyokeizai.net

個人的には編集長役のリリーフランキー、川口たろう役の宮藤官九郎の演技が素晴らしかった。

特にクドカンの川口たろうはリアルだった。川口たろうなんていう架空の人物が、そこにいるかのような自然な演技だった。

ほんとあっという間の2時間。

夢を追うために必要なこと、子供のときにジャンプから学んだ努力、友情、勝利という言葉が自分の胸に突き刺さった。

 やっぱり、少年の心はいくつになっても胸を熱くする。