SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

海外で大ブームのEDM!!なぜ日本で流行らないのか?

前年と比べて再生回数55%増加、売上は減少 

According to Nielsen vice president of branded music Tatiana Simonian, who is presenting "EDM: Just the Facts, Man" at EDMbiz, the total number of electronic dance music tracks streamed in the U.S. over the last year has skyrocketed—up 55%, to 11.2 billion, year-over-year—even as sales have declined. 

www.fastcompany.com

シンセサイザーシーケンサーを用い、エンターテイメントの場において、人々を楽しませる音楽、Electronic Dance Music(EDM)

EDMの再生回数は年々増加し、昨年度比だけでも55%増加している。

その背景は、Spotfyなどの定額制ストリーミングサービスといった無料で音楽を楽しめるチャネルが現れたこと。そのため、売上そのものは減少傾向だ。

しかし、大きな問題ではない。

Simonian said the average attendee spends $138 a year on tickets to the events, and travels an average of 903 miles to get there.

 一人当たりの年間チケットに使う額が138ドル。

一晩で何十万人が集まるイベントもあることを考えるとかなりの売上だ。

 実際に、トップDJは何億もの大金を稼いでいる。

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 日本の音楽はガラパゴス

さて、僕は2012年から本格的にEDMの普及活動をしてきたわけですが、ちょうど2年の歳月がたったところでUltraがついに上陸して、それまで迷走していた日本でのEDMの方向性も国際標準にフィットしたかのように見えました。しかし、その見方は残念ながら間違っていたようで、Ultra効果は一月ほどでほぼ消えてしまい、シーンは再び迷走状態に戻ってしまいました。その背景には、EDMに関しては、日本のクラブシーンが、欧米のシーンと完全に切り離されてしまっていることがあります。その証拠に、beatportのELECTRO HOUSEやPROGRESSIVE HOUSE CHARTに昨年登場した日本人アーティストは、僕とJapaRoll、それとEDMではありませんが大沢伸一さんだけでした。しかも、リリースは三人とも海外のレーベルからでした。僕はここで自慢話をしたいわけではなく、これが事実なのです。

2015年のEDMシーンに思うこと | Tomo Hirata ブログ

日本を代表するTomo Hirataさんのブログ。 

昨年日本でもUrtal Japanが開催され大いに盛り上がったが、日本のEDMという点からすると海外とは温度差がある。

日本には、CDを何万枚も売る人気DJや、iTunes Japanのダンスチャートを賑わせているプロデューサーがいるかもしれませんが、彼らの名前は海外ではほとんど知られていません。日本のシーンと海外のシーンには接点があまり無く、内容も違いすぎるのです。これは、良い悪いの話ではなく、日本のシーンが、日本国内だけで完結しているということを意味しています。日本はやはり経済大国で、そのうえ島国なので、そこでは独自の文化が形成されているという見方もできるでしょう。 

Cool Japanといったカルチャーやコンテンツを海外に展開しようという動きはあるが、まだまだ日本国内で完結しているが現状だ。

ガラパゴスだからこそ、独自の価値があり、それが海外でウケることもある。

realsound.jp

そもそも日本と海外のブームで温度差があるのは何が問題ないのか?

海外ではアヴィーチーやOLWIKといったかっこいいクラブミュージックが流行っていて、日本ではきゃりーぱみゅぱみゅPerfumeといったJ-POPとEDMのミックスが流行っていてもいいんじゃないか?

それでもいいんだけど、日本でもどんどん海外のEDMアーティストが有名になって欲しい。

Tomoさんのブログの最後を読んでそう思った。

しかし、僕がここまで熱意を持ってEDMの普及活動をしてこれたのは、その根底にあるPeace,Love,Unity,Respectの精神をみんなに伝えたかったからです。国境はもちろん、人種も性別も超えて、EDMという音楽のもとで、みんながひとつになれる素晴らしい一瞬を味わってもらいたかったからです。それには、やはり日本と海外のEDMシーンの間に境界線はないほうがいいと僕は思うのです。

 

Waiting for Love

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Levels

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