SHIKOの道

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Fast company Most Creative People 2015発表 第1位は?

Most Creative People 2015

Fast Companyの人気特集の1つである『Most Creative People』の2015年版が発表された。

この特集は世界各国のクリエイティブなイノベーターが紹介される。

今年は100人のうち53人が女性であり、職種も広告マンから動物介護者まで幅広く選出された。

www.fastcompany.com 

今年1位に選ばれたのは? 

No.1: Charles Arntzen/チャールズ・アーンツェン氏(アリゾナ州立大学教授)

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www.fastcompany.com

アーンツェン教授は主に、感染症やワクチン開発を研究している。

そんな彼の研究は、人類を救ったといっても過言ではない。

その研究とは、エボラの薬の開発だ。

終息に向かうエボラ

www.cnn.co.jp

エボラ熱は昨年3月以降、西アフリカのリベリアギニアシエラレオネを中心に流行。リベリアでは4000人以上が死亡した。エボラ熱ウイルスの潜伏期間は21日とされるが、リベリアではその2倍にあたる42日間、新たな症例が出ていないことから、WHOが流行終息と判断した。

 昨年、世界で大きな話題となったエボラ出血熱

まだ予断を許さない地域も存在するが、確実に終息にむかっている。

当初は特効薬がないという問題に、人類の危機とまで言われた。

そんな中、未承認でありながらも投与されてきたのが、アーンツェン教授が開発したZMappだ。

リベリアでエボラに感染したアメリカ人医師を回復させたことで、ZMappは希望と期待された。

ZMappはタバコの葉から生まれた

アーンツェン教授は、呼ばれる特殊なワクチンや薬を製造する植物を育てるという"Pharming"の第一人者だ。ZMappについてもタバコの葉の遺伝子の抗体から作られる。その薬は最も有効なものの1つだ。

"Pharming"分野には投資が進み、供給量が増大している。彼の研究は、将来の危機回避のために多大なる貢献をしているのだ。

アーンツェン教授がインスパイアーされるもの

Fast Companyのインタビューで彼が、インスパイアーされる注目分野として、農業革新をあげている。 

I believe reasonably priced and safe food is a human right, and the quest to find ways to achieve this while not cutting down the world’s rainforests (or other forms of environmental damage) is one of society’s noblest activities. 

リーズナブルな価格での安全な食事は人間の権利である、そして森林伐採を行わず(または環境にダメージを与えずに)、それを探求することは社会の中で最も高貴な活動の1つである。

 

普段、我々が当たり前のように享受している食事。

スーパーやコンビニ行けば、食べたいものや欲しいものが何でも手に入れることができる。

しかし、それは数々の研究の積み重ねの結果であるということ。

その研究に日々情熱を注いでいる人々がいるということ。

彼らは数々の失敗を犯すがそれをエクサイティングと捉え、日々研究に没頭するチャレンジがあること。

アーンツェン教授もこのような人物だ。情熱や日々のチャレンジがエボラで苦しむ多くの人々を救ったのだ。

クリエイティブには情熱とチャレンジが必要であることを改めて学んだ。

 

世界で最もクリエイティブな人々を学べるMost Creative People Top100

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ホット・ゾーン――「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々

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