MITの研究者が描くウェアラブル端末の未来とは?
ウェアラブル端末はダメなのか?
「データによるとApple Watchの需要が急速に減退していることが見受けられます。この端末に対する評価は好悪が相半ばし、ファッションの切り口からは少々、”電卓時計”に向き過ぎているように見えます。そしてウェブの検索ボリュームから計られた一般の消費者の興味はiPodよりも低い状態です」とハーグリーブスは顧客への調査報告書の中で記した。
ウェアラブル端末として期待されていたアップルウォッチ。
市場や消費者からの評価は厳しい。
MITのデザイナーかつ生物化学研究者
MIT今、注目されている研究者の一人であるネリ・オックスマン(Neri Oxman)氏。
日本では美人すぎる研究者として注目されるだろうが、注目するべきは美しい容姿だけではない。
彼女は生物学だけなく、建築やファッションといったデザインにも精通しており、
生物の構造や環境を3Dプリンタと融合して、新しいテクノロジーをデザインしている凄腕だ。
そんな彼女が今年TED Talkでウェラブルに関する驚くべきアイデアを披露した。
www.fastcodesign.com(引用元)
Oxman use microorganisms and 3-D printed vessels to create food, energy, oxygen, and light for interplanetary travelers.
Neri Oxman氏は惑星旅行者が食料やエネルギーを作り出すために、微生物と3Dプリンタで作られた血管を使う。
"Our goal was to design wearables that could have a symbiotic relationship with the human body," Oxman says.
我々のゴールは、人間の体と共生するウェアラブルをデザインすることだった。
There are four devices, and they're modeled after the digestive, nervous, skeletal, and integumentary (hair and skin) systems.Each offers the biological counterpart to the classic life-sustaining elements of earth, water, air, and fire, with different microorganisms implanted in the device's 3-D printed vasculature.
4つのデバイスがある。それらは消化器、神経、骨格及び皮膚のシステムをモデルにしている。それぞれが、3Dプリンタの血管の中に移植された異なる微生物により、水・空気・火といった生命を維持させるための必要な要素を提供する。
これが実現すれば、地球と異なる環境にいても、ウェアラブル端末の中の微生物がその状況をデータとして読み込み、分析し、今必要な栄養素を自動的に作ることができる。
月だろうが、木星だろうが、人は生命を維持できるようになるのだ。
イーロンマスクが宣言していた火星への移住計画も夢物語ではない。
こんな壮大な計画をみると、今のApple Watchなんて初期のプロトタイプ。
ウェアラブルには、まだまだ無限の可能性がある。
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