SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

良いスライドの正体とは?優れたプレゼンを生み出すための1冊『スライドロジー』

ついに出た翻訳版

ナンシー・デュアルテ氏の名作、『Slide:Ology』

 Slide:Ology: The Art and Science of Creating Great Presentations 

Slide:Ology: The Art and Science of Creating Great Presentations

  • 作者: Nancy Duarte
  • 出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: ペーパーバック
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アカデミー賞に輝いたアルゴア氏『不都合な真実』のプレゼン制作に携わるなど、

世界一流のプレゼンテーションをデザインする彼女

発売から6年が経ち、ようやく日本でも出版された

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<本書の構成>
  1. スライド術を身につける
  2. イデアを生み出す
  3. ダイアグラムを作成する
  4. データを視覚化する
  5. デザイン思考を取り入れる
  6. 要素を配置する
  7. ビジュアル要素を使いこなす|背景・色・テキスト
  8. ビジュアル要素を使いこなす|画像
  9. アニメーションを取り入れる
  10. テンプレートを管理する
  11. スライド依存から抜け出す

ナンシーが考えるプレゼンテーションの5原則

  • 聴衆こそが王様
  • イデアを広め、人を動かす
  • 伝えたいことを、わかりやすく
  • デコレーションではなく、デザインを
  • スライドと、聴衆と、健全な関係を築く

 

見落としがちだけど、じっくり考えたいこと

資料を作成するとき、多くの人が何をどのように伝えるか?という視点で考えていると思う

僕自身も本書を手に取るときに、今伝えたい内容をどのように伝えるか?そのためのヒントはないかという視点でこの本を手に取った

しかし、それは過ちであった大切なことは、

なぜそれを伝えなくてはいけないのか?なぜこれは聴衆にとって必要なのか?

という観点である。他にも

不足な要素を探すだけでなく、不要な要素を見極めること

(暖色と寒色の使い分けなど)色の持つパワーを活用すること

要素を構造化し、適切に配置することなど多くのことをこの1冊から学べた

明日からのプレゼンテーションがきっと変わる

slide:ology[スライドロジ―]―プレゼンテーション、ビジュアルの革新

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