なぜ女は男のように自信をもてないのか
女性の時代は到来したのか?
"なぜ女は男のように自信を持てないのか"
男が草食化した日本では、"?"が3つくらいつきそうであるが、内容は納得感がある1冊だ。
確かに働く女性イメージは格段に向上した。
しかし、未だに男性と比べれば女性の地位は低い。
実際に役員の割合も50/50に程遠く、平均給与は30%低いという統計もある。
なぜなのか?
世の中には優れた女性が多くいるのに、男性支配の社会は変わらないのか?
著者は、男性に比べて女性の方が自信がないことを原因にあげている。
1:「好かれたい」という欲求
他の人に自分をいい人だと思ってもらう必要があるか、自分でもわからない。いつかそう思い始めたのかも。
でも上司や同僚や友人が私に対して怒っているかもしれない、もしくはがっかりしているかもしれないという気配を少しでも感じたら、そこからもう何時間もずっと心配し続けてしまうもの。
批判されることに対するこことの準備がなければ、リスクを立ったり、大胆なアイディアを提供することはできない。女性どこかしら、心の中で孤独になる恐怖と戦っている。
2:考えこみすぎる
男性は物事を受け流し、自分で背負いこまない。でも、女性はもっと内省的になる傾向があるの。『ただ時と時間が悪かったんだ、次に行こう』と思わずに『私は何を間違えたんだろう?』と考えてしまうのね成功した時は、運や他人のなど、自分以外の何かのおかげだとする傾向がある一方、うまくいかない時は徹底的な自己批判に陥ってしまうのだ。
これまで、このような傾向分析は単なる統計の結果にすぎなかった。なので、このような傾向分析は差別や偏見を助長するため、タブーとされてきた。
しかし、近年は技術の発達により、脳科学の分野では実際に脳をスキャンしたうえ、研究が行われている。
女性は自信を持つことはできないのか?
では女性は自信を持つことはできないのか?
そんなことはない。
本書で書かれている自信が身につく簡単な習慣が書かれている
- 瞑想する
- 感謝する
- 小さく考える
- よく寝て、よく動いて、分かち合う
- パワーが出る姿勢を練習する
- 本当にそうなるまで真似をする
草食化する男性は一読すべし
この本は女性向けに書かれているが、男性も読むべきだ。
昨今の男子は草食化していると言われるが、結局は自分自身に自信を持てていないだけなのだ。
自分不信は時間の無駄。この本をさっさと読んで、アクティブに生きよう!
- 作者: クレア・シップマン,キャティー・ケイ,田坂苑子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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