SHIKOの道

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茶室夢庵-八芳園の美しい庭園の中で頂く点茶

白金台にある美しい日本庭園

セレブが住むイメージがある白金台。
明治学院大学、シュラトン都ホテルの近くにあるのが、八芳園だ。
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入り口をくぐると美しい日本庭園が広がっている。
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主に結婚式場として、利用されている。和の雰囲気が漂う空間だ。
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鯉が泳いでいたり、
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百年ものの盆栽が飾られていたりする。
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そんな美しい日本庭園の中にあるのが、茶室夢庵だ。
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ここでは本格的な点茶を頂くことができる。
*点茶とは抹茶をたてることを指す

今回は畳の席ではなく、

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テーブル席で、他の団体さんとご一緒させて頂いた。
お話させて頂いたら、ドバイからの観光客とのこと。
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テーブル席であっても、床の間が用意されており、雰囲気は壊れません。
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最初に和菓子を頂く。
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我々がお菓子を楽しんでいる間、点茶の準備をされる。
左側にある水指から、炉釜に水を足します。
まずは茶を淹れずに、お湯のみで茶碗に注ぎます。
紅茶のように茶碗を温める理由での行為と思っていましたが、
相手の前でもう一度、容れ物を綺麗にするという礼儀の意味もあるそうです。
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難しいのは、温度管理で、沸騰しすぎると、お茶が渋くなってしまいます。
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頂いた抹茶。
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手元で2回、回してから頂く。
これはお茶を出された時に容れ物のメインを向けて出されるのだが、それをそのまま口をつけると失礼にあたるというもの。
飲み干しの時は、「ズル」っと音立てる。
これは、茶道は言葉を交わさずに進行するために、音を立てることが終わりの合図であるということ。
飲み干した後は、茶碗の裏に書かれる絵を観て楽しむこともあるようだ。
 
茶道は、流派によって少し考え方が異なる部分もあるようだ。夢庵裏千家流という流派を踏襲しているそうだ。
使用する抹茶や水によって味も変わってくるので、色々な場所でお茶を楽しんでくださいとのことでした。
1つ1つの所作の意味が、僕が思ってた以上に深かった。
やっぱり、体験しないとわからないことが多いね。
茶の本

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茶道の歴史 (講談社学術文庫)

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1 入門 割稽古・客の心得 (裏千家茶道 点前教則)

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