SHIKOの道

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森美術館 ディン・Q・レ展 ベトナム戦争から40年、歴史をアートで語る

10月22日まで森美術館@六本木で開催中のディン・Q・レ展 明日への記憶
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レ氏はベトナムで生まれ、10歳のときにアメリカに移住した。
そんなバックグラウンド持つ彼が表現するのが、歴史。
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「フォト・ウィービング」と呼ばれる裁断された複数の写真を縫い合わせた作品
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そこには異なる記憶を紡ぐことで"歴史"の断片が浮かび上がってくる、そんな作品の数々。
歴史は特定の視点からは語れない。それぞれの立場での経験をどのように未来に繋げるのか?
1つ1つの作品そう語りかけてくるようでした。
それは戦争という悲惨な出来事も例外ではない。
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ベトナムとアメリカの未来

www.economist.com

過去の清算は必要だ。ただ未来は待ってくれない。ベトナムとアメリカは次なる危機に備えて、新たな協力体制を築きあげようとしている。

これはベトナム戦争の悲惨さという"点"からみるだけでは、理解はできない。僕自身が枯葉剤の当事者であれば、恐らくこの状況を受け入れられないだろう。

ただ、それでも見失ってはいけない"点"は、次の悲劇を避けるために知恵を絞っている人々がいるということだ。戦争を好む人なんてほんの一握り。ほとんどの人は争いなんてしたくない。国のトップは利他の精神で国を守ろうとして必死なのだ。

戦争や争いは人を感情的にさせる。その悲惨さの記憶は、明日の未来に繋げないといけない。

ただその記憶は一部でしかない、未来に繋げるための本当に必要なことは何か?考えさせられた個展だった。

ディン・Q・レ: 明日への記憶

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本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

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ベトナム戦争のアメリカ―もう一つのアメリカ史 (刀水歴史全書)

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