創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」村上隆③
ひとを喜ばせるために
ぼくは、自分のことを"道化"であり、猿回しの猿だと思っています。キキーッ、キキーッと鳴いて、地面に手をつきながらクルクルと回っているのです。いくら世界で名前が売れてもそれは変わらず、道化を演じ続けることが仕事なのです。
アーティストの仕事は道化だと村上氏は言う。自由に自分が好きなことだけをやっていられるほど甘い世界ではないのだ。
一方で、この言葉は顧客に媚びることを意味しない。なぜなら、顧客の期待値はどんどん上がっていくからだ。
Next Action
相手の期待値を図り、それを超えるために全力を尽くす。人を感動させ続けるのは、このようなシンプルな原理だと思った。この自分の能力と顧客の期待値という枠の中で、自由に全力を尽くしたい。
創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)
- 作者: 村上隆
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 新書
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