SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

これを観ずにCool Japanは語れない、きゃりーぱみゅぱみゅのLIVE DVDから学ぶKawaiiの仕掛け-その1

昨年のアリーナツアー最終日がついにDVD化

昨年のきゃりーぱみゅぱみゅのアリーナツアー『からふるぱにっくTOY BOX』の最終公演@代々木第一体育館がDVD化された。

f:id:OQN:20150614144457j:image

この時は、ちょうどスキャンダルで世間から非難を浴びていた時・・

www.oricon.co.jp

なぜわざわざDVDを購入したのか?

正直、ライブのDVDは購入する必要はない。なぜなら、ライブはその場のリアルタイムで体感しないと意味がないからだ。会場にある独特な雰囲気が、感動を創り出す上では欠かせないのだ。

しかし、今回の購入した。。。

それは副音声できゃりーと演出家の増田セバスチャンが、ライブの解説をしてくれるからだ。(Youtubeの告知でやられました・・)


KPP 2014 JAPAN ARENA TOUR きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱ ...

人を感動させる仕掛け 

きゃりーとセバスチャン氏がこれ以上のポップなライブができないと自画自賛をしているこのライブ演出。

彼女らの解説を聞いていると、人を感動させるヒントが所々に散らばっている。

客入れからこだわりがあって、お客さんを退屈にさせない、ワクワクゲージをどんどん上げていってほしいような仕掛けを作っている。ライブ前の演出から注目してほしい。

Kawaii着ぐるみのキャラクターが演劇をしていて、ライブが始まる前にすでにファンをきゃりーの世界観に導いている。世界観にあったナレーターをオーディションで選ぶほどの徹底ぶり。

アーティストがラフ画から関わるっていうのはハリウッドスタイル、日本では珍しい。

私たちのアイデアはよく実現できるの?って言われる 笑 

世間では操り人形イメージがあるが、実際は自分の意見やアイデア、世界観をはっきり示している。きゃりーのアイデアをカタチにするのがセバスチャン氏の役割だ。

そのアイデアもやりたいことが先にあって、できるかどうかの技術は後から考える。

既存の枠に捉われないから、これまでにない新しい世界観が創られるのだ。

きゃりーちゃん、初期の頃と比べてダンススキルあがっているけど、サビの部分はあえて簡単にしているよね

サビの部分は、ファンも一緒に振り付けできるくらい簡単だ。

ファンも会場の雰囲気を創り出す一部となり、一体感が生まれるのだ。

きゃりーちゃん、よく人のライブ観に行って勉強しているよね。

松任谷由実椎名林檎などソロアーティスのライブに行き、演出を勉強しているというきゃりーLady Gagaのライブでは、後ろの巨大モニターが無意味に思えるほどの迫力にインスピレーションされ、今回のライブではモニターのスペースを演出のセットに使うようにした。天才モーツァルトも他の音楽家のコンサートに出かけウケる音楽を研究していたように、人を感動させるには才能だけでなく、努力も必要なのだ。

アナログだからこそ、出せる味がある。だけどそこにセンスがないと安っぽくなってしまう。

技術が進歩することで、これまでできなかったことがデジタルでできるようになった時代。だけど、そこで失ってしまった何かを感じるためにはアナログの要素も絶対的に必要である。今後、それをどのように表現するかにクリエイティブさが問われる。

アーティストにとって孤独感は重要。その孤独感を噛みしめることでエンターテイメントが生まれる。

Kawaiiという文化も女の子らしさだけでなく、あえてグロテクスの要素をいれることで、Kawaiさを際立たせている。きゃりーもセバスチャン氏は人見知りを公言している。人と関わることの怖さを知っているからこそ、人に感動を与える情熱や温かさを心に秘めているのだと思う。

 

Cool Japanを代表する原宿カルチャー。その文化を創り出すきゃりーとセバスチャン氏。たとえきゃりーに興味がなくても、Cool Japanは語るにはこのライブDVDは必見だ。

Disc2ワールドツアー編は、後日?