NON OBVIOUS:How To Think Different, Curate Ideas & Predict The Future
未来に対して有益な1冊
“ Non- Obvious is a sharp, articulate, and immediately useful book about one of my favorite topics: the future. Filled with actionable advice and entertaining stories, Rohit offers an essential guidebook to using the power of curation to understand and prepare for the future of business.” -DANIEL H. PINK
ダニエル・ピンク氏が未来のための有益な1冊と推薦する"Non Obvious"
未知な未来に対して、どのようにキュレーションアイデアを創出し、未来を予測するべきについて書かれている。
Non-Obvious: How to Think Different, Curate Ideas & Predict The Future (English Edition)
- 作者: Rohit Bhargava
- 出版社/メーカー: Ideapress Publishing
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: Kindle版
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本書の構成は3つだ
- The Art of Curating Trends:キュレーショントレンドの技術
- The 2015 Non- Obvious Trend Report:2015年の未知のトレンドレポート
- The Trend Action Guide:どのような行動を起こすべきか
1:キュレーショントレンドの技術
キュレーションとは、情報やコンテンツを整理し、新たな価値を見出すこと。
彼らが発信するのは1次情報ではない。しかし、彼らが発信する情報は、独特の切り口で語られ、その情報の見方そのものが価値となるのだ。
本章で書かれているのは、The Curator ’ s Mindset: Learning the 5 Essential Personalities of Trend Curators。
トレンドを発信するキュレーターの5つの本質的パーソナリティーとは?
1. BEING CURIOUS – なぜ?っていう物事に対する好奇心を持ち、リサーチや問いを立てることにより、世界をもっと探求し、自身の知識をアップデートをいつもおこなっている。
2. BEING OBSERVANT – 他人が見落としがちなストーリーや活動の詳細を観察することを通して学んでいる
3. BEING FICKLE –あるアイディアから次のアイディアに固定観念をもたずに思考できる、だけどそれぞれのアイディアでは深い分析を怠っていない
4. BEING THOUGHTFUL – 最終的なアイディアの前に、オルタナティヴな思考をし、意味のある深い分析に時間を使うことができる
5. BEING ELEGANT – シンプルでかつ分かりやすいアイディアを描く美しい方法を探求できる
2:The 2015 Non- Obvious Trend Report:2015年の未知のトレンドレポート
この章では、2015年新しいビジネスを行う際に、知っておくべきトレンド書かれている。
例えばGlanceable Contentという考え方
-Glanceable Content-
Our shrinking attention spans and the explosion of all forms of content online lead creators to optimize content for rapid consumption at a glance.
2012年にMIT'AgeLabのメンバーがデザインの在り方の調査の中で、"Glance Behavior(一見した後の瞬間の行動)"について研究をしている。
ソーシャルメディアが氾濫する今、我々がスパムの情報に目を奪われる時間は急速に短くなっている。
とあるデータでは、2000年には平均12秒だったのが、8秒にまで短縮されているという。
どんなにいいコンテンツでも、実際に読み手や消費者の目に入らなければ意味はない。
そのため、いかに瞬間的に顧客の目に止まる仕掛けをするかが、コンテンツとして非常に重要な意味を持っているのだ。
3:The Trend Action Guide:どのような行動を起こすべきか
このようなトレンドについて書かれた本は、好奇心が注がれる未来を描いて終わる本が多い。
だけど、大事なのは本を読んだ後にどのように行動するか?本書はそこまで言及している。
どのようにビジネスに組み込むか?
まずは、ワークショップからはじめよう!と著者は述べている。
情報社会の現在、自身の情報をアップデートし続けることでその人の価値が高まる。
逆に言うとその努力を怠ると、その人そのものの価値が低下してしまう恐れがあるのだ。
一方で、情報はお金のようにただ一人で保持していても価値は上がらない。
多くの人で使い、流通するからこそ、価値が上昇するのだ。
なので、今はいたるところでセミナーやワークショップが開かれているし、僕自身もFast Companyの読書会を開催している。
世界を見ると、Y-Combinatorのような起業家養成所、ハッカソンのような技術者が集まる場などアイディアが生まれるのは決まって、人が集まる空間なのだ。
なので、トレンドや新しい情報、キュレーション技術磨くにはワークショップのようなものを開催するのが手っ取り早いのだ。
ダニエル・ピンク氏になる方法が書かれた本
1章で書かれているキュレーターの5つの本質は、今まさに自分が磨いていること。
冒頭で僕が最も尊敬している著者の一人であるダニエル・ピンク氏の推薦文を紹介したが、この本はまさに彼らが日頃から当たり前のように実践している内容が詰まっているのだろう。
"情報-Information-"ということは今の自分のキーワード。
これまでは情報に踊らされているだけの単なるミーハーだったけど、
脱ミーハーして、自分で新しい情報をキュレーションできるようになることが今年の目標!
このタイミングで本書に出会えて良かった、さぁ行動しよう。
次回FastCompany読書会
Non-Obvious: How to Think Different, Curate Ideas & Predict The Future (English Edition)
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