ドイツで16万人が来場!テレビゲーム世代の中でボードゲームがブーム
Table-top games are booming in the video-game age
このサブタイトルがついたエコノミストの記事
・リアルなコミュニケーションを求める
・少額で手軽に遊べる
このような内容かと思っていた。
実際に記事を読んでみると大きくは外していなかった。
ただボードゲームの市場が予想以上の規模だった。
記事によると、ドイツのESSENという街で4日間開催されているボードゲームフェスティバル"SPIEL"には16万人来場し、850以上のボードゲームが出展している。
This year the organisers expect more than 160,000 visits over the festival’s four days. Attenders will be able to watch and play more than 850 board, card and role-playing games, including a much-anticipated board-game version of “Magic: The Gathering”, a highly popular card game launched in 1993 in which players take on the role of duelling wizards.
この市場拡大の背景には、実はインターネットの発展が絡んでいる。
コミュニティ作りは、SNSで容易になった。
イベントの告知もFacebookで簡単に出来、イベントの後は参加者同士で繋がり続けることができる。
またKickstarterのようなクラウドファンディングで、実現したいゲームを自分たちでデザインできるようになったのだ。
The internet has helped fans organise get-togethers, tournaments and the like, while crowdfunding websites such as Kickstarter have made life easier for aspiring designers.
ローカライズがカギ
850以上のボードゲームがあるなんて、想像以上だ。
恐らく、この中から本当に楽しめるもののみが生き残るだろう。
僕が考えるにそのカギはローカライズ。
どんなに面白いゲームでも、その世界観に親和性を感じなければ遊ばない。
人生ゲームとモノポリー
将棋とチェス
それぞれの地域の特性に根付いたものが、その地域の主導権を握る。
巷で流行っている人狼ゲームも、元々は「マフィア」というロシアのゲームだ。
それがアメリカで「Are You a Werewolf?」として輸入された。
「マフィア」だったら、ヒットしなかったか?それはわからない。
しかし、アメリカ人により馴染みのあるようなコンセプトとして、変更され輸入された。
人生ゲームも日本人の生き方にカスタマイズされたから、ヒットしたのだ。
ゲームそのものの本質似たり寄ったり。
プレイヤーにどのように愛されるかが、生き残るための鍵なのだ。
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