SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

最高のパフォーマンスを出すために!マインドフルネスを実践する

僕が初めて、マインドフルネスという言葉を聞いたのは、3年前サーチ!という本だ。

 サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド

サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド

この本はGoogleのチャディー・メン・タンという人が書いた本だ。
チャディー氏がGoogleに取り入れた瞑想法。
多忙な毎日で送っていると、作業をこなすだけになり、いいアイデアもでてこなくなる。
チャディー氏は、Google社員の生産性を上げるために、まず心の安定の改善を試みた。それが瞑想法だった。
 
Google社員が生産性の高い仕事を実践している秘訣として有名となり、
特に今年は「マインドフルネス」の関連本が多く出版された。
 

今回はその瞑想法を六本木アートカレッジの講座で体験できた。

心を整えるスキル

ファシリテーターは、ドキュメンタリー「Happy」を監修した清水ハン栄治氏。
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●清水ハン栄治氏プロフィール
 
アメリカでMBA取って、人も羨む一流企業で高給もらって、オープンカーに乗りながら「俺は人生勝ち組だ」と鼻の穴を膨らましていたのが清水ハン栄治の人生前半。皮肉にも恵まれた環境に居ながら、些細な事に怒り、悲しくなり、嫉妬したり、実はココロが全然穏やかじゃない不幸せな自分に気付く。
 
では本当のシアワセとは何のなのか、人生後半は本質的なシアワセのみを追求したいと脱サラし、独自のメディアプロジェクトを開始。人権を訴える伝記漫画シリーズは世界25カ国12カ国語で出版、幸福度をテーマにしたドキュメンタリー映画は世界12の映画祭で賞を受賞、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどのiTunesでナンバー1ドキュメンタリーに輝く。NHKの白熱教室では「幸福学」シリーズのプロデューサー兼ナビゲーターも務める。
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そもそもだが、心を整えるスキルっ必要なのか?
心を整えただけで、幸せになれるのだろうか?
 
幸せの定義は難しい。

物資的な豊かさと精神的な豊かさという言葉があるが、そのモノサシも当てはめるのが難しいのではないかと思っている。

なぜなら、今は情報が多すぎるのだ。そして、どの領域でも素晴らしいことが書かれている。

例えば、

  • どんどん新しい分野にチャレンジをしよう
  • 不正が起きないように社内の統制をしっかりしよう
新聞を広げれば、このような趣旨が一面に載っていたりする。
両方正しいのだ。しかし、この正しさの強要が話をややこしくする。
 
正直、両立は難しい。新しいチャレンジをしようとしたら、社内の反対を押し切らなくてはならず、多少の無茶は必要だ。反対に統制を厳しくすればチャレンジするものは減る。
 
だけど、周りの人はその高いレベルを求めるのだ。あるいは求めていると自分で感じてしまう。
そして、それができない自分に不安になってしまう。
 
心が乱れれている状態でパフォーマンスを発揮できるのか?
答えはノーだ。
 
トップアスリートは最高のパフォーマンスを引き出すために、メンタルトレーニングを取り入れている。
ティージョブズ も瞑想していたし、Googleでも本格的に採用されている。
つまり、高いレベルを目指すのであれば、心を鍛えること/整えることは必須なのだ。

何より時間とコストはかからない。やらない手はないのだ。

そもそも幸福の50%は遺伝で決まると言われている。

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10%は環境。転職や住む場所を変えることは、幸福度上げるひとつの手段かもしれない。

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しかし、もっと幸福度を決める重要な要素がある。それが、日々の習慣・考え方だ。

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心の沈静化することで、そこから生まれる心の安定

マインドフルネスを持つ人は想像力は300%高いとも言われている。

瞑想法を実践!
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心の沈静化と言っても、心を無にすることではない。
ゼロにすることは、非常に難しいのだ。
一方で、1つに集中する。 例えばロウソクなんて良いそうだ。
アートカレッジでは、自分の鼻呼吸に集中することになった。
 
自分の行う呼吸にのみ神経を集中させる。
意外とこれが難しい。
「ちゃんとできているかな?」
「いつまで続ければいいんだろう?」
「隣の人はどうなっているのだろう?」
「アートカレッジ長くて疲れるんだよな」
色々な雑念が出てくる。
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この雑念に気づくことがスタートだ。
雑念から、1つのことを集中しようと戻そうとする。
それも無理矢理ではなく、優しくできる範囲でやる。
そうすると、少しだが落ち着く。
完全い落ちついていないので、別のことをまた雑念として考える。
そして、この雑念に気づく 、そして、、、これを繰り返すのだ。
 
乱れたら戻す!これが心の筋力だ。
この心を筋力を磨くためには、日々心を鍛えなくてはならない。
 
アートカレッジが終了し、2週間
不安や忙しさ忙殺している日々が続くが、ほんの少しだが乱れに敏感になった自分がいる。
 
最高のパフォーマンスを出すために、継続したい。