SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

Aviciiの来日公演が中止。自らの成長を優先したキャンセル理由に正義はあるのか?

昨年に引き続き来日をキャンセル

EDMの中でも別格のクオリティを発揮しているAvicii

新しいアルバムもEDMの枠にとらわれない、どこか切ないけど心地よい音楽だ。

For a Better Day

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Pure Grinding

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来日するということで10月10日の富士急でのフェスを楽しみにしていた。

が、急遽来日キャンセルのため、中止になった。

www.mtvjapan.com

昨年は体調不良で来日をキャンセルすることになったが、今年はどうやらそうではないらしい。

dot.asahi.com

なお、アヴィーチー自身は「音楽でより大きな変化を導くなかで、自分のチームと共に常に革新的でありたいと望んでいます。ツアーを来年に移行することで、自分に集中し、これまでになかった方法で成長に励むための絶好の機会を持つことができるのです。自身のチーム、レーベル、家族はそうするよう奨めてくれており、こんな機会はめったにないことと認識しています」と述べている。
フェスで重要なのは、その場でいるみんなが一つで繋がること。僕はその雰囲気が大好きだ。
だから、このコメントが流れていることは残念。「ファン」への言葉が一言もないからだ。

もちろん、この来日延期によってよりパワーアップした音楽を提供してくれるのは嬉しい。
もちろん、ハードルはかなり上がっている。
特に日本では3回連続のドタキャンなので、次の曲はこれまで以上のことは求められるはずだ。
 

Aviciiの理由は正当化されるのか?

Aviciiの理由に納得できない部分が、心のどこかでモヤっとしていたので、整理してみた。

元ネタはこちら
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

この本は正義を「功利主義」「自由」「美徳」という観点で捉えている。
 
まず「功利主義」だが、これは利益が最大化になるかどうか?という点。
スケジュールがキツキツだったAvicii。
このままスケジュールをこなすよりも、じっくり腰を据えて音楽と向き合った方が、
Avicii自身の音楽性は最大化される。
だから、キャンセルしてもいいよね?って話。
 
2つ目の「自由」。簡単にいうと、Aviciiの音楽を聴くこと/聴かないことはその人の自由だ。
嫌なら聴かなければいいだけで、絶対的義務は発生しないよね?っていう話。
 

日本人は功利主義と自由が苦手だ

ここまで書いただけで、おおよそ自分の考え納得し始めた。
要は日本カルチャーにおいて、功利主義と自由は根付いていないのだ。
 
日本人が大事にしていること文化、それは義理と人情だ。
サンデル氏の言葉でいうと美徳促進すること。
去年の来日キャンセルをして、今年もキャンセルするなんて仁義に反している。
苦しい時でも待っている人のために頑張る、そういった美学を多くの人が求めているのだ。
 
公演の中心が決まったことは仕方がない。
今後、パワーアップしたAviciiを聴けることを切に願っている。
日本で「正義」の話をしよう〔DVDブック〕 サンデル教授の特別授業

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