SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

クリエイティブな人は落書きをしている!?「描きながら考える」サニー・ブラウン

落書きしたい人、この指とまれ!!

 サニー・ブラウンさんという人物をご存知だろうか?

 


Sunni Brown: Doodlers, unite! - YouTube

 

彼女はTED Talkで、『落書き(Doodle)』の重要性についてプレゼンし、
『落書き(Doodle)』の世界的第一人者となった人物
昨年発売された「The Doodle Revolution」も全米でベストセラー

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昨年読んだ洋書の中でも面白かった1冊だ
日本でも翻訳版が先月発売された(横長い。。)

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クリエイティブな人は落書きをやっている

本書の推薦者は、

などクリエイティブなオピニオンリーダーばかり

そんな彼らが、『落書き』の力を絶賛しているのだ
 
TEDでも、あのビルゲイツダボス会議中に落書きをしていたという話があったとおり、
落書きは小学生の教科書へのいたずらに止まらない
 
元々Doodle(ドゥードル)とは、グズグズする/無意味なモノを描く/何もしないという意味だったが、
彼女の定義は
『思考の助けとなる目印を頭と体を使って好きなように描くこと』
『シンプルなビジュアル言語使って、心の目を開き、複数の学習法に取り込み、創造、問題解決、イノベーションを応援すること』
 
例えば
ジョブズは、会議ではホワイトボードを使いこなし、ビジュアルでコンセプトを説明していたし、
座ってモノを考えず、よく散歩をし、体を動かすことで情報を整理していたようだ

 

落書きの恩恵:3つのP

  • Powerパワー(認知)
  • Performanceパフォーマンス(組織)
  • Pleasureプレジャー(個人)
Power 認識力を高める
ビジュアル化することで、人の理解力が上がりや記憶の保持や呼び起こしに役立つ
加えて落書きは思いのまま自由に描くことにより、創造力が高まり、思考や認識が拡張される
 
Performance 組織で成果を出す
グループでの落書きは、問題解決のプロセスにおいて、効果的。
立ち上がり、意見を交わし、みんなが納得する図を描くように指示すると、人は熱心に取り組む。
 
*海外のビジュアル会議はこんな感じ
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Pleasure 個人の能力を伸ばす
無我夢中で描き続けることで、集中力が研ぎ澄まされており、脳はリラックス状態だ
そして自分の可能性を引き出すこと。
オリンピック選手が、金メダルを取った瞬間を描いて、トレーニングするように、
自分のビジョンを描くツールとして適している
 
 

ドゥードル革命

本書では、より具体的に落書きの書き方やグループでの進め方、効果的なミーティング方法についても書かれている
 
本書を彼女は落書きの可能性を信じて既成の価値観に革命を起こそうとしている
 
  • 私は生まれつき絵を描く才能がない
  • ラクガキは知的じゃないし、リーダーや真面目に考える人には不向きだ
  • 絵を描くことはアーティストのためのものだ
もしあなたが、このような考え方を持っていたら是非本書を手にして欲しい
きっとあなたの創造性は高まり、あなたの可能性は無限に広がるでしょう。
描きながら考える力 ~The Doodle Revolution~

描きながら考える力 ~The Doodle Revolution~

The Doodle Revolution: Unlock the Power to Think Differently

The Doodle Revolution: Unlock the Power to Think Differently