SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

美術手帖 2016年6月号①

社会と関わるアートの実践

私は人間のコミュニケーションや自己表現の力を信じ続けている。 アイ・ウェイウェイ
まぁしかし、このアートという業界は掴みどころがわからない。よくある2:6:2の法則に無理やり当てはめると、

20% お金に余力があり、道楽で絵を描いている。
20% お金がないけど、お金以外に価値を置き、活動している。
60% アートを通してお金を稼いでいる。つまり、アートでビジネスをしている。しかし、明確なビジネスモデルが確立しているとは言い難い。

ただ、この型にとらわれると本質を見失う。既存の価値観を壊すのがアートの魅力。前職のようにロジカルだけでは語れない。
モデルの確立よりも、そもそも日本にアート市場があるかがあやふや。アートフェア東京の来住さんもおっしゃっていたが、少し値下げしてでも、アートが売買されるのが当たり前という空気をまず作らないといけない。美術品の価値をあげ、企業にもっと買ってもらわないといけない。
そして、その購入した美術品やそのセンスで企業のブランディング・職場オフィス、応接室の雰囲気を高めるようなそんな仕掛けづくりをしないといけないのかも。
中国の現代美術家アイ・ウェイウェイが言った言葉「自己表現力の可能性」。中国でそれを求めて活動している彼の作品をみたら、日本の組織社会のサラリーマンも変わるのでは?組織がもっと活性化するのでは?そう考えると、可能性は無限に広がっている。

Next Action
前途多難で、自分の力不足感がハンパないですが、そこを悲しんでいても何も始まらないわけで、、、前職のコンサル同様にまず自分が、もっと業界のあるべきを語れるようにならないといけない。

美術手帖 2016年6月号

美術手帖 2016年6月号