SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

小さなことで大きな影響を与えよう!『The Small Big:Small Changes that Spark Big Influence』

もし甲子園球場の前で。。。

阪神のユニホームをきた人と巨人のユニホームがきた人が倒れていたら、
どちらの人が助けられる可能性があると思いますか?
もちろん、両方とも助けられると思いますが、なんとなく阪神のユニホームを着た人の方が助けられそうですねよ

海外では、サッカーのマンチェスターユナイテッド(マンU)版で実際に実験した人がいます

マンUのホームスタジアム、オールド・トラッフォード前で、

マンUのユニホーム」とライバルチームの「リバプールのユニホーム」を着た人が倒れた場合、やはりマンUのユニホームを着た人の方が助けられたようです

The Small Big:Small Changes that Spark Big Influence

「もっとエキサイティングな人生したい!」

「もっと大きなことにチャレンジしたい!」
そう願う人は少なくないでしょう。
一方で、
「大きなチャレンジはワクワクするがなかなか身につきません、毎日少しずつ継続的におこなうことも重要なのです」
Googleのマット・カッツ氏は小さなことをコツコツ積み上げることの重要性をTEDでプレゼンテーションしました。

shiko-plus.hatenadiary.jp

 

しかしできることなら、小さい行動でも大きな結果につなげたいものです。
"GIVE AND TAKE"のAdam Grant氏、"TO SELL IS HUMAN"や"DRIVE"のDaniel Pink氏が推薦する本書は、
小さな変化によって、大きな影響を与えるための52個のSmallBIGについて書かれています。

なぜアメリカのハリケーンには名前がついているのか?

例えば、なぜアメリカではハリケーンに"カトリーナ"や"メンディ"といった名前を付けるのでしょうか?
それは名前をつけることにより、人の関心をより惹きつける(=寄付金を多く集める)ことができるからです。
興味深いデータとして、ハリケーンの名前の最初のアルファベットと同じアルファベットの人(ハリケーンRitaならRobertさんやRisaさん)は、他と比べて260%多く寄付をしたそうです。
するべきことは、"名前をつけること"たったそれだけです。
もしあなたの仕事やプロジェクトがうまくいっていなければ、すぐにでも名前や愛称をつけ、周りの関心を引き寄せてみるとよいかもしれません。
 
最初のマンUの話もこのような例の1つです
どうして、マンUのユニホームをきている"だけ"で、周りの人の行動が変わるのでしょうか?
それほど1つのアイデンティティーを共有することの力、あるい影響力は大きいと本書では述べられています
 
この本をいきなり全てを実践することは難しいかもしれません。
しかし、今あなたが悩んでいる問題に対するヒント、それも今すぐ行動に移せる小さなヒントがこの本には詰まっています。
あなたがこれから直面する問題に対して、1つ1つ着実に本書のエッセンスを活用するば、大きな成果はそう遠くないはずです。成果を出したい人は是非手元に置いておきたい1冊です。

 

The Small Big: Small Changes That Spark Big Influence

The Small Big: Small Changes That Spark Big Influence