映画 ザ・ウォーク-地上411メートルの綱渡り、高所恐怖症の僕がどうしてこの映画を観ようと思ったのか?
第28回東京国際映画祭のオープニング作品
去年、すごく気になっていた映画がある。それが「ザ・ウォーク」
東京国際映画祭のオープン作品として話題を集めていた。
高さ411メートルを命綱なしで綱渡りする、未知の領域を描いた作品だからだ。
ただ、1つ重大な問題があった。それは、僕が極度な高所恐怖症であること。
絶叫マシンは乗れないし、飛行機でも一睡もできないほど恐怖と戦っている 笑
「所詮、綱渡りうまくいきました、パチパチって映画でしょ」と自分の恐怖心に負けて、観ないようにしていた。
高所恐怖症の僕が、なぜ観ようと思ったのか?
しかし、気持ちが変わった。
これというきっかけはないんだけど、綱渡り成功の結果よりも、その"過程"を知りたくなったからだ。
どうしてそんな未知で無謀な挑戦をしようとしたのか?
挑戦を決めたとき、そこからどのように時を過ごしたのか?
そのときの彼の心情にどのような変化があったのか?
そんなことを知りたかったのだ。
もしかしたら、自分が未知の領域に踏み入れようとしているが、息詰まっている。それを打開するヒントが欲しかったのかもしれない。
何度も上映中に恐怖で目をつぶってしまったが、結果的に観て良かった。
生きるか死ぬかの狂気なチャレンジ、今の時代411メートルのビルの間を綱渡りするバカな人はいない。
しかし、一方でチャレンジすることが常に求められる世の中である。チャレンジしないと生き残れない。失敗への恐怖心で硬直してしまっている人は、一度観るべきだ。大切なメッセージが多く詰まっている。
僕にとって綱渡りとは生きることだ
これが僕の受け取ったメッセージ。挑戦とは、失敗して堕落して死ぬことではない。
新しい領域に足を踏み入れて、生き残るためにベストを尽くすことだと学んだ。
PS.一番怖かったのは、高所恐怖症の仲間にワイヤーの準備させたところですかね。もし自分だったら、失神してます。高所恐怖症って自分もそうですが他人が落ちそうになるのを想像すると震えてしまうんですよ。人間の想像力って豊かですね。飛行機で眠れるようになりたい。。
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