SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice/Clayton M. Christensen

イノベーションのジレンマ、クリステンセン教授の新作。

顧客の商品及びサービスは「Buy(購入)」から、"何かを成し遂げる"ための「Hire(雇用)」にシフトしていると指摘。顧客を理解するには、顧客が何を成し遂げようとしているかに最注力しなければならない。

重要なのは"Product"を変えるのではなく、"Process"を変えることと繰り返し強調していたことがとても印象的。結局、プロセスの追求の先にしか、革新的なプロダクトは生まれないということだろう。決して偶発的に競争優位が作られるわけではない。
最近の仕事で、完全に抜けていた点。改めないと! 

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice

 

 

 

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~ゴーピ・カライル②

 「普通の人」がとてつもない影響力を持っている

 無理なく普通にできることをする。それだけで、大きな善意を届けることができるのだ。

 当たり前のことをやるレベル上げろ、昔上司にすごく言われた。

イチロー選手は特にそうだが、ルーティーンで当たり前のことを無意識のレベルでやる位、練習している。そう、無理なく普通のことを普通にするには、鍛錬が必要なのだ。

だからこそ、普通のことができる人は価値が高いのだ。意識しないとその領域に到達できない。

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~

 

 

 

イルミネート:道を照らせ。―変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法 ナンシー・デュアルテ①

リーダーは人々の背中を押し続ける

リーダーは未来を読み通しています。リーダーは既知の世界の端に立ち、「現状」と「次なる一手」の境界を見極め、トレンドを掴もうとします。リーダーはまた、他の人の未来を見通せるように取り計らいます。彼らが予想外の出来事を乗り切れるように手を貸し、変革への機運を高めようとするのです。

プレゼンテーションの権威ナンシーが書いたこの最新作には、リーダーが照らすべき道が書かれている。夢を語るのではない、そこに導くのがリーダーなのだ。

これは本当に難しい。特に現状が一見うまくいっている場合や何もしなくても問題がない場合はそうだ。なかなか人を動かすことができない。

その秘訣は‥本書に書かれている5ステージと4ツールで、ストーリーを紡ぐことにある。

是非、実践したい一冊だ。

イルミネート:道を照らせ。―変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法

イルミネート:道を照らせ。―変革を導くリーダーが持つべきストーリーテリング法

  • 作者: ナンシー・デュアルテ,パティ・サンチェス,熊谷小百合
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2016/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

Illuminate: Ignite Change Through Speeches, Stories, Ceremonies, and Symbols

Illuminate: Ignite Change Through Speeches, Stories, Ceremonies, and Symbols

 

 

 

ポケモンGOが証明したVRではなくAR時代の到来

ポケモンGO」の話題がすごいですね。ポケモンは今年20周年のタイミングもあり、また日本発のサービスが世界でヒットっていうところでTVやネットですごく取り上げられてます。

nlab.itmedia.co.jp

 

僕が、ポケモンGO凄いんじゃねって知ったのはFast Companyの下記の記事。日本で話題になる1週間前で、「Pokemon」というキーワードがやたらとタイムラインに流れてきて思わず、記事に目を通してしまっていた。 

www.fastcompany.com

By becoming nearly as popular as Twitter on Android in just over a week, and by inspiring more than 3,600 people to join a Pokémon Go crawl in San Francisco later this month, the game is one of the biggest things to ever happen to AR, a technology that overlays a digital world on top of the real world, often through mobile devices like smart phones. The scale of its success also far outstrips anything that’s yet happened with consumer virtual reality.

プレイステーションやOculusのようなVRのように、わざわざ(かっこよくない)ヘッドセットを装着せずに楽しめるポケモンGO。AR(Augmented Reality:日本語でいうと拡張現実)と呼ばれるコンピュータ画面と現実を高度にマッピングしていく技術。スマホの画面が捉えた現実は、目の前の風景だけでなく、3次元としての位置、そして4次元としての時間も加味された情報を分析して、プログラムで処理される。

もちろん、消費者の観点でVRとARを言葉として分けることに大きな意味はない。しかし一方で、新しいハードウェアが必要なVRよりも、スマホがあれば体験できるARが直近の未来の主流になることは、今回のポケモンGOのヒットで間違いだろう。

Fast Company [US] July - August 2016 (単号)

Fast Company [US] July - August 2016 (単号)

 

 

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~ゴーピ・カライル①

 可能性を広げる扉の開け方

何か大きなことを成し遂げたとき、自分ならできると思えるアイデアのスケールも広がる。たとえそのアイディアを実現する方法を知らなくても、可能性はいくらでもある。「可能性」の扉を広げようとするとき、そこに「信頼」というシステムがあれば、誰もがそれを行動に移せるものだ。

ここ数週間めちゃくちゃ忙しくて、全くブログを更新できていなかった。(久しぶりに文章書こうとしてもやっぱり錆びついてますね…)

通常の営業業務に加え、先々週フランスのパリで開催されたJapan Expoの案件を進めていて、久々にキャパシティがオーバーだった。自己啓発本には、「ネガティヴな思考をするな」というニュアンスで書かれていることが多いけど、正直、「無理だな」と諦めそうになった。

そんな時に、毎日心がけていたのは「今日だけ全力でやろう。」ということ。これまで、5年後こういう風になるために、、、という感じで逆算的に考えて行動していた。けど、数ヶ月先なんて、何が起きているかわからない。どの方向に進んでいるかわからない。だけど、今日今の瞬間を全力を出すことは自分にはできる。いや、「全力を出すことしかできることはない。」と思っていた。

それを積み重ねていたら、気がつけば絶対無理だと思っていたこともすべて片付いていた。カライルがいう「信頼」のシステムとは少しズレているかもしれないけど、可能性の扉を開くために必要なことは、意外とシンプルだ。自分信じて、今全力でやればいい。 

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~

リセット ~Google流 最高の自分を引き出す5つの方法~

 

 

 

伝統工芸品の魅力⑨:有田焼400年の歴史

有田焼400年の歴史

渋谷ブンカムラに行ってみたら、有田焼400年の記念のイベントがやっていた。

人間国宝柿右衛門先生や今右衛門先生から、宮内庁御用達の香蘭社深川製磁まで多彩な窯元が出展していた。

日本の磁器の原点ここにあり!という顔ぶれだ。

f:id:OQN:20160620194638j:image

伝統に甘んじない、次の400年に向けて始動している有田焼。

世界的にもトップレベルの職人技術。こういう伝統が絶えないための取り組みを何ができるか?どこまでできるか?有田焼の歴史を通して、日本人としてもう一度考えたい。

有田焼 献上古伊万里 取皿セット(皿 5枚セット)

有田焼 献上古伊万里 取皿セット(皿 5枚セット)

 
[有田焼創業400年 保存版]有田焼百景

[有田焼創業400年 保存版]有田焼百景

 

 

 

 

舛添都知事は東京オリンピックのためにこうするべきだった

東京オリンピックに向けて

舛添氏の辞任の是非はあるだろうが、その引き金になった「外遊先のスイートルーム」「公用車」について、東京オリンピックを見据えて、こうすべきだったかなと思うことを書いてみる。

スイートルームではなくてエアビー

インバウンドの外国人観光客増加により懸念される宿泊先不足。民泊の法制度を至急整備しなければいけない状況だ。

問題となったが外遊先の宿泊先も、視察と言うことで「Airbnb」を使用していれば、コスト削減はもちろん、2020年に向けて世界へアピールできたはずだ。なにせ、シェアリングエコノミーがダボス会議での重要アジェンダだったのだから、東京のリーダーが率先してそれを体験するとなった時の影響力は計り知れなかったのではないか?クリエイティブかつローカルへの寛容性を備え持つ偉大なリーダーとして認められていたのかもしれない。

公用車ではなくUber

ちきりんさんもブログで書いていたが、このままでは東京はUberも使えない不便な都市として、オリンピック後に評価を下げかねない。東京から車で湯河原温泉に行く観光客はそんなにはいないだろう。しかし、東京の複雑な路線図で迷うよりも、スマホで目的地を指定できるUberを利用するということは十分にありえる。どうしても湯河原へ行きたかったのであれば、Uberで湯河原まで行けるかを視察としてやれば、週末温泉でゆっくりしてもそこまで叩かれなかったのではないかな?

次の都知事にこんな突拍子のことは求めてませんが、オリンピック後に作った箱物が全然活用されないとか、無計画にオリンピック予算を増やすのはやめて欲しいです。 ただでさえ、選挙にお金を使うのだから。

東京を変える、日本が変わる

東京を変える、日本が変わる