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SHIKOの道

〜海外の最新洋書と好きな音楽を中心に〜 まずは試行と思考を高い志向で

Courier・Japonが会員制オンラインメディアに移行、紙雑誌はもう終わりなのか?

2016年4月から会員制のオンラインメディアに移行

クーリエ・ジャポンを初めて読んだのは確か大学生のとき。「世界はこんなに広がっているのか!」と衝撃を受けて、毎月発売を楽しみにしていた。

最近は、「自己啓発系に偏りすぎていること」「自分自身で新しい情報を調べる楽しさ」が理由で、買ったり買わなかったりだが、自分が書いているブログのコンテンツはクーリエ・ジャポンから影響を受けていると言っても過言ではない。

「クーリエ・ジャポン」、来年2月発売号で休刊 有料会員制サービスとして提供へ - ねとらぼ

「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」(講談社)は最新号で、来年2月25日発売号をもって刊行を終了し、デジタルベースの有料会員制コンテンツサービスとして生まれ変わると発表している。
これまで以上に数多く、世界1500メディアから厳選された記事を配信することで、毎日更新とします。紙のページ数という制約に縛られることなく、「世界の裏側を知る長編ルポルタージュ」も「雑談に使える小ネタ」も、どんどんお届けします。過去に掲載された記事もアーカイブ化し、好きなときに読めるようにします。
発行部数は伸びていた中でのこの決断はより読者が求めるコンテンツを整備するためだ。特に、紙媒体では「リアルタイム性」が実現できないため、オンライン化は避けられない。
僕が大学生のときは、クーリエ・ジャポン以外に海外記事を取り上げるメディアはそう多くなかったが、ここ数年の間で多くのオンラインメディアは台頭した。しかも、そのメディアの多くが、YahooNewsやGoogle Newsを通して無料で見ることができる。
例えば、ハフィントン・ポストなんかの国際記事は面白いですね。実際に海外記者の記事が、素早く翻訳されて配信されるので、リアルタイムな感じがします。また、Wierdなんかも海外記事が翻訳されるので、テクノロジー関連についても情報を得ることできます。
そう、月1回の配信では遅すぎるのだ。Fast CompanyのUber記事が、翌月のクーリエ・ジャポンで載っていたときは早いなと思ったけど、それでも一ヶ月かかっているのだ。Webだったらもっと早く出せたはず。なのでよっぽど、キュレーションとしての企画を洗練しなければいけない。だが、ライバルが取り上げていない記事の中で、それを企画し続けるのは相当大変だろう。
 

会員制オンラインメディアに求めらるもの

ネットの良さは、多くのものを無料で教授できることだ。一方で、有料性のものにはコンテンツのクオリティが求められる。Economistや日経新聞なんかは、無料会員の閲覧記事数を制限し、もっとみたい人は有料会員になるように誘導している。Economistや日経新聞は、多く人がお金を払ってまで読みたいと思うクオリティを持っているので、ビジネスとして成り立つ。
クオリティ以外にも大切なのが、会員間の繋がり。多くの著名人の方が、月額のオンラインサロンをオープンしていますが、それはそこに集まる人と人の繋がりを求めているのが、一番大きいのではないかと。
会員の方には記事にコメントができるだけではなく、これから翻訳してほしい記事を投票していただいたり、毎月開催されるイベントに優先してご案内したり、という「場」を用意いたします。ほかにも英語力向上のための仕掛け、コミュニケーション機能など、いろいろな機能を実装していく予定です。

クーリエ・ジャポンは元々、各地で読書会や朝食会が開かれるなど、読者間でのコミュニティが強い雑誌。なので、これまでのようなリアルな場とオンラインでの場を作ることはシナジーを生むんじゃないかな。また、英語力向上の仕掛けなんかは、クーリエらしくて面白いですね。これで月額500~980円の価格帯だったら、ありですね。

紙雑誌はどうすれば良いのか?

クーリエ・ジャポンはオンラインへの移行を決断した 。年々発行部数が下がる中、他の紙媒体の雑誌はどうすればいいのか?雑誌『Numéro TOKYO』の編集者である軍地彩弓さんが、アートカレッジでこうおっしゃっていた。

「雑誌はよりインテリアに近づく」

記事のコンテンツだけでは、オンラインメディアと勝負できない。記事だけでなく、そこに雑誌が置いてあることで生まれる空間が大事なのだ。

代官山の蔦屋書店なんかは、うまくそこを取り込んでいるなと思う。なぜか行きたくなる、普通の本屋とは違うなんかオシャレな感じ。それはオシャレな空間にマッチするように選書された本が並んでいるから。紙媒体の雑誌が生き残るには、その雑誌自身が置いてることで輝きを放つ、なんかセンスいいよね、オシャレなカフェとかに置いてそうって思わせるような存在になる必要がある。

↓オシャレなカフェって海外のイケてる雑誌を自然に置いていますよね。

Marie Claire Maison [Italy] November 2015 (単号)

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そう考えると、デザインやアート、ファション系の雑誌なんかは方向性を変えればまだまだやっていけそう。ビジネスとかお固い系の雑誌は、オンラインの方が稼げるんじゃないかな。

メディアのリアル

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