SHIKOの道

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未完の大聖堂サグラダ・ファミリアの神秘的空間

最も有名なガウディの建築

10月がスペイン旅行もだいぶ経ってしまった。だけど、あの時にみた感動を忘れられない場所がある。それが、ガウディ未完の建築「サグラダ・ファミリア」だ。
サグラダ・ファミリアは、カタロニア・モダニズム建築の最も良く知られた作品例であり、カタロニアの建築家アントニ・ガウディの未完作品である。バルセロナ市のシンボルであるこの建物は、綿密に構成された象徴詩的なシンボロジーと共に、パラボリックな(放物線状の)構造のアーチや、鐘楼に据えられた自然主義と抽象主義の混在する彫刻などで、大胆な建築様式を誇っている。
カサ・ミラから歩いて東へ15分ほどすると「サグラダ・ファミリア」に到着する。
こちらは受難のファサードと呼ばれ、イエスの最後の晩餐、キリストの処刑・昇天が彫り込まれている。チケットはこちら側で購入し、逆側に回らないといけない。
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入場は逆側からとなる。こっちは、生誕のファサードと呼ばれ、キリストの生誕や初めて説教を行うまでの逸話が彫られている。
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こっちの生誕のファサード側には公園があり、池に反映されたサグラダ・ファミリアが人気の撮影スポットになっている。
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設計者のアントニ・ガウディ。生真面目で口下手な人物だった模様。初恋が30歳過ぎというエピソードもある。
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神秘的な空間

サグラダ・ファミリアの中に入ったとき、あまりの美しさに声が出なかった。宗教?神?聞かれたら無神教だと答える典型的な日本人であると自負しているが、この空間だけは、神秘的な何かを感じられずにはいられない。そのくらいの神秘的な空間が広がっていた。ガウディの作品は自然と調和しているとよく言われますが、単に美しいデザインだけではここまでの感動はないでしょう。本当に人間の精神の奥底に眠る境地と自然が一体となっている作品だと思う。とにかく、言葉にならないので、写真を載せます 笑
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ちなみに、サグラダ・ファミリアはライトアップされます。季節によって異なりますが、僕が行った9月最終週は21:00でした。撮影スポットは、生誕のファサード側の公園がオススメ。カップルが多いですが、いい写真が撮れます。
<スペイン旅行で一番お気に入りの1枚>
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写真は詳しくないのですが、ソニーのオート機能にいつも助けられています。
こうやって振り返ると、また行きたいですね。完成予定の2026年とかは一つのタイミングですね。
それまでは、直近公開されている映画で我慢かな。

サグラダ・ファミリアに隠された秘密のガウディ・コードを解説!田中裕也氏登壇_映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』イベント
www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=9927 
特別展 ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉

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Casa BRUTUS特別編集 ガウディと井上雄彦 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)

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